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これですべてといっても差し支えないような村の規模。小さいがゆえに1日の滞在でも親近感がわく。2日以上滞在すればなおさら。
よく知るということが旅を豊かにする。
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サン・シルク(St Cirq)の歴史は7世紀のガロ・ローマン期にさかのぼり、この辺りはカオールの司教が管轄していた。
ラポピ(La Popie)はラポピ一族が執行官として13世紀まで実効支配していたが、英国との百年戦争を機に城砦が築かれ、
その後1522ー1540年にロマネスク様式の教会(画像右上)が建てられた。民家と主要な道は15ー16世紀にかけて造られた。
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教会建築に関していえば、ゴシック様式が下火となり、ルネサンス様式が主流となっていた16世紀にあって、
ロマネスク様式を選んだことがサン・シルク・ラポピーをして中世の名残をとどめる一助となった。
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旅人を癒やせるものがあるとしたら、古くから在るものだろう。
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数時間歩くとほぼ全容をつかめる。それが安寧につながる。
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ガイドブック片手に散策中。
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サン・シルク・ラポピーに潤いを与え、旅行者を癒やすロット川
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ところどころひしゃげて、いまにもずり落ちそうな瓦屋根。
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ルネサンス期の家や道は1950年代から徐々に復元されはじめた
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民家の木組み、意匠も家それぞれ。
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いつごろから使われているか判然としない金具
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おもしろそうな牛の造形物。結局、何かわからずじまい。
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旅行者ではなく地元住民
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カサがペア。
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大きなタチアオイの花の下に小さなテントウムシ
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サン・シルク・ラポピーが断崖・急斜面にあるので急坂の多いこと。
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ここまで登れば上は空だけ。通常の取材旅行では急坂を上ってこのあたりまで来ません。ガイドブックにほとんど紹介されない風景。
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石造りの家とはいっても骨組みは木、それも見事に太い梁。
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グルマン・マークの付いた小さなレストラン。営業期間は4月〜11月半ば
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レストラン外のテラスで旅人が読書。
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夏の花タチアオイ
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ガイドブック片手に
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晩夏のサン・シルク・ラポピーはひととおりの混雑が遠のき、とはいっても全く混雑しないわけでもなく、秋を待っている。
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