イースト・サセックス州ブライトンからA259を東へ約40キロ行くとイーストボーン。その2都市のあいだにシーフォード・ヘッド、カックミア・ヘヴン、
バーリング・ギャップ、ビーチー・ヘッドがあり、カックミア・ヘヴン&ビーチーヘッド間の7キロに白亜層の断崖セブンシスターズが屹立する。
 
セブンシスターズの名を冠した英国最大級のオフロード・マラソンは1981年2月に登場、1986年に距離26マイルとなり、1988年に実施時期が
2月から10月に変更。2001年、現在のビーチー・ヘッド・マラソンに改名され、エントリー・ランナー数もそのとき1750に固定された。
セブン・シスターズ
ビーチー・ヘッド(Beachy Head)からのぞむセブンシスターズ。
セブンシスターズの白亜層は白亜紀の地層で、諸説あるが、約1億4千万年〜6千4百万年前、中生代最後の時代。
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
ムダなものはない。だから美しい。空と海と崖、それだけで旅人をだまらせるに十分である。
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
色白で華奢という人もいる。荘厳で美しいという人もいる。非難も称賛もいらない、われわれはただそこに立っているだけだ。
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
シーフォード・ヘッド(Seaford Head)からのぞむセブンシスターズ。季節、時刻によって陽光も変化し、さまざまな表情をみせる。
セブン・シスターズ
シーフォード・ヘッド
シーフォード・ヘッドからのぞむセブンシスターズ。右下に「Welcome to Seaford Head」の標識。
古代ローマ帝国軍団がブリテン島に上陸しようと初めてドーバー海峡をわたったとき、白亜のドーバー絶壁を見てアルビオン(Albion)と呼んだという。
アルビオンの語源Albusはラテン語の白。ブリテン島の古名アルビオンはすなわち「白亜の国」ということだ。行ってみれば誰にもわかることで、
イングランド南東部には白亜の断崖が多く見られる。
シーフォード・ヘッド
セブン・シスターズ
シーフォード・ヘッドからのぞむセブンシスターズ。左から4番目と5番目のあいだがバーリング・ギャップ。
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
スリル満点というけれど、崖っぷちに立つと足がすくむ。
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ
シーフォード・ヘッドはシーフォードの町の東に位置し、バーリング・ギャップはさらに東、ビーチー・ヘッドはさらにまた東に位置する。
セブン・シスターズ
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴン(Cuckmere Haven)はシーフォード・ヘッドとバーリング・ギャップの中間にある。
 
ここにある数軒の古い民家には電気がとおっていない。夜間照明はランプである。たぶん19世紀さながらの灯油ランプ。
2012年10月時点でそうなのだから今後もそうなのだろう。左端の民家は小規模の風力発電で電気を利用し、
右側の民家数軒もソーラー発電ほかの便宜を検討するのかもしれない。
2012年当時ここに引っ越してきた若い夫婦は、景観のすばらしさは何ものにも代えがたい、とランプ生活を楽しんでいるとか。
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴンのコテージ付近からセブンシスターズをのぞむ。煙突は現役。時期がくれば暖炉は大忙し。
 
英国映画の名作「つぐない」(2007)にカックミア・ヘヴンから見るセブンシスターズが出てくる。
最初は古ぼけた写真、二回目は荒れた海、三回目も写真、最後はスクリーンいっぱいに映しだされる。見事というほかない。
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴンからセブンシスターズを見る。
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴン
サウス・ダウンズの景観だけを見ていると、セブン・シスターズの断崖は別の場所にあるように思えてくる。
サウスダウンズ国立公園が英国指定となったのは2011年4月1日、ごく最近。エリアの規模は1627平方キロ。
カックミア・ヘヴン
カックミア川
石狩川、釧路川さながらの蛇行。なだらかな丘の向こうがカックミア・ヘヴン。
カックミア川
カックミア川
川は人生に似ている。まっすぐ流れる川。蛇行する川。迷走する川。清流、濁流、奔流。
カックミア川
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴン
カックミア・ヘヴン
二つの異なる画像を合成したかのごとき特異な風景。
カックミア・ヘヴン
バーリング・ギャップ
バーリング・ギャップ(Birling Gap)の手前からセヴンシスターズをのぞむ。
バーリング・ギャップ
バーリング・ギャップ
ギャップの名のとおり裂け目がある。
バーリング・ギャップ
バーリング・ギャップ
バーリング・ギャップ
バーリングギャップ・コテージ
バーリングギャップ・コテージ
ビーチー・ヘッド
このあたりから見るビーチー・ヘッドは息をのむ美しさである。 (ビーチー・ヘッドはサウス・ダウンズの南端)
海面から162メートルの高さ。サウス・ダウンズ(South Downs)のDownsはケルト語の丘(Dun)に由来する。
ビーチー・ヘッド
ビーチー・ヘッド
「ビーチー・ヘッド」は「ビーチィ・ヘッド」という表記もある。
ビーチー・ヘッド
ビーチー・ヘッド
時は刻々と移り変わる。潮の満ち干も光の色も変化する。写真撮影は時間を切り取る作業だ。
うかうかしていると時間は何も与えないまま過ぎ去ってゆく。何も得られないまま私たちが老いるように。
ビーチー・ヘッド
Beacon of Hope
ビーコン・オブ・ホープ、希望灯台。
Beacon of Hope
ビーチー・ヘッド
ビーチー・ヘッドからの眺望。茫洋たる英国海峡。
ビーチー・ヘッド
だまって空と海をながめる。それだけで報われるなにかがある。
生あるかぎり報われないと思っている何かであっても、ほんのいっとき報われるのだ。
ビーチー・ヘッド・マラソン2012  09:15
2012年10月27日(土) ビーチー・ヘッド・マラソン。 サウス・ダウンズ西端のSt Bede校を午前9時スタート。
ランナー総数1750名、26マイルのルートを走る英国最大級のオフロード・マラソンである。
ビーチー・ヘッド・マラソン2012  09:15
10:29
サウスダウンズ国立公園を通って、カックミアヘヴン、セブンシスターズ、バーリング・ギャップ、ビーチー・ヘッドなどの
絶景を横目で見ながら走る。
10:29
10:59
10:59
11:16
紙コップの準備。だれやら紙コップをへしゃげています。子どもだなあ。
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第一地点。若いころと違って保水能力は衰えたけれど、なに、まだまだ。
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足にくるんだなあ、これが。
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ランナーにはカックミア川の蛇行も目に入らない?
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空は晴れても、いまいち調子が上がらない。ひざが笑ってらあ。
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どんどん置かれてゆく。
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開き直って、完走めざしてガンバルぞう。
12:58
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歩いてる‥‥。まだまだ遅れてくる人が。このあたりは傾斜が急。
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マイペースを守るしかない。歩くよりおそくても、足が止まっていても。
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ここまで来たらビーチーヘッドまで行くしかない。
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第二地点。ここは客足がよくない。狭くて、なんとなく落ち着かないからだろう。
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三々五々といったところ。ここで思いっきり休憩するランナーも。
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だれや、ベビーカー持ってきたのは!
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胸突き八丁。
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余裕のない走者は景色がほとんど見えないかもしれません。カメラマンは余裕?
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この人、次々ぬかれて。からだヘロヘロ。
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こんなふうだったかなあ、いつもと違う景色に見えます。
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下りは足にくる。ゆっくり行こう。
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ここまで来れば、あとは楽勝。
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虹。  初めてこの文字を見た小学生時代、昆虫採集に没頭していた私は何の虫かと思いました。
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イーストボーン(Eastbourne)の町が見えてきた。反対側から歩いてくる人は何? よくわからない。
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14:25
ゴール間近。美しい風景ともお別れ。
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もうすぐゴール
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14:31
ゴール地点。やれやれ。
優勝者は獣医のロブ・ハーレイ(男)、タイムは03:09:51、女性一番乗りのタイムは03:31:29だそうです。
14:31
セブン・シスターズ
セブン・シスターズ